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0−4 対中日 This is Tigers Style
 この結果に、残念がっては、いけない。
 これは、いつもの通り、タイガースらしい結果なのだから。

 期待をすると簡単に裏切る。
 諦めると、息を吹き返す。
 そういうタイガースらしい、終盤の戦い方だった。
 そうして、追って、後一歩というところで、簡単にこける。
 これも、タイガースらしい。

 ただ、本当に優勝しようと思うなら、このオフ、キャンプに架けて、守備のってってきな向上を図らないとダメだ。
 この試合も、守備のエラーで、先制点を与えたところから、苦しくなった。
 追加点も振り逃げが起点になっている。
 ここ数年、守備力の向上が課題にされているが、キャンプなので、その課題に真剣に取り組んでいる様子が見えない。
 もう一つの課題であった、貧打の解消は、佐藤輝の加入などで向上してきたが、キャンプでは、こっちの課題に取り組むばかりの様に見えた。
 今度こそ、その課題を克服しないと、来シーズンは、もっと順位を下げる事になる。

 92年も終盤までヤクルトと優勝を争い敗れた。
 その後ヤクルトは、黄金期を迎え、タイガースは、暗黒へ舞い戻ってしまった。
 08年は、終盤讀賣の驚異的な勝率に、差し切られた。
 その後、読売は再び優勝争いの常連に、タイガースは、10年にも中日と争い破れる。
 14年にCSを勝ち上がって、日本シリーズに進出したのが、唯一の光。
 それで、16年も優勝から遠ざかっている事実だけが残っている。

 今年の反省を生かさないと、来シーズンはより厳しくなる。
 横浜だって、外人がシーズン当初から万全であれば今年の様なことはないだろう。
 中日だって、監督が代わり、巻き返しを計ってくる。元来投手力はセリーグNo1なんだから。
 広島は、鈴木誠也の動向次第だが、大瀬良、九里、森下、床田と先発、栗林(2年目のジンクスがどう出るか?)の抑えと整備されてきている。
 讀賣は、このV逸で今年は、半端ない補強をしてくることが予想される。
 ヤクルトだって、村上は脂がのり、奥川が無双化しそうだし、中継ぎ陣の勤続疲労がどう出るかだ。
 
 対して、タイガースは、不運要素が大きい。
 伊藤将司、中野の2年目のジンクスがどう出るか?
 佐藤輝は、今シーズン中に、すでに2年目のジンクスを味わったので、ある意味心配ないかもしれない。
 高橋遥の故障体質。(シーズン通しては計算できない)
 西の衰え?
 スアレスの動向。
 梅野のFAの可能性。
 相変わらずのエラーの多さ。
 このエラーの多さだけは、改善できる。
 それができなければ、Bクラスもあり得る。

 来年は今年以上に混戦になるんじゃないか。
 下位チームが奮起して、巻き返してくれば、ヤクルトも今年の様に下位チームから星を荒稼ぎができなくなる。
 それは、混戦に巻き込まれることを意味している。
 そういう中、勝ち上がるのは、勝てる試合をしっかり勝ち切るということだ。
 今年の様に、勝てる試合をミスで失う様なことがあれば、それは混戦からの脱落を意味する。
 絶対に、この課題は克服しないといけない。

 そうして、今年戦力になりきれなかった、藤浪、岩貞、大山、高山、この過去のドラ1たちが、復活してこなくてはいけない。
 伊藤将司、中野の2年目のジンクスに対する危機管理として、このメンバーの復活は、優先課題になる。
 
 まだ、CSが残っているとはいえ、This is Tigers Styleだ。
 あっさり、讀賣にやられてしまうことも考えられる。
 初戦を高橋遥人で行きたいのだが、現状投げられる状態であるかどうかも不明だ。
 まぁ、期待しないで見ていることが大事だな。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 11:44 | comments(0) | - |