2022.06.28 Tuesday
2 −6 対横浜DeNA 西に火曜日を任せる意味は?
火曜日の先発は、6連戦の頭を任されるってことでもある。
週の最初の試合だから、勝って勢いをつけたいのはもちろん、それもできるだけピッチャー使わずに、中継ぎを温存しながら勝ちたい。 それには、先発ができるだけ長いイニングを投げる、イニングイーターであることが求められる。 そういう意味では、西はイニングイーターである点は、合格を与えられるかも知れない。 ただ、西に合格点を与えられるとすれば、イニングイーターであること、その点だけである。 勝って勢いをつけるという意味では、西は10勝しても10敗してしまうピッチャーであることは、FAで獲得する前から言われていた。 それでも、101勝87敗の通算成績だから、5割以上は勝利しているんだろう。 それでも、この試合のように5回そこそこで降板していては、勝ち投手にもなれず、イニングイーターの役目も果たせない。 まぁ、早い回に逆転され、追加点を取られたおかげで、余計な中継ぎをつぎ込むことなく、負け試合の中継ぎである、石井大智と齋藤友貴哉で残りのイニングを賄えたことくらいが良かったことか。 こうやって、折角2点の援護をもらいながら、逆転され突き放されてしまえば、6連戦の最初に勝って勢いをつけることも、イニングを稼いで中継ぎをできるだけインゾンすることも叶わない。 西に火曜日の先発を任せる意味が薄れてしまう結果になる。 元来西が勝ち切るには、そこそこの援護がいる。 この試合は、初回から2点をいい形で援護することができたが、その後相手の大貫が立ち直りを見せて、追加点が難しいという状況に、西のピッチングが微妙に影響されることになった。 3回の2死1、3類で、佐藤輝が倒れて無得点の終わったところから、西は完全に2点を守り切ろうというピッチングに切り替わった。 こういう僅差を守り切ろうと、狭いピッチングをするようになると西は要注意だ。 狭っ苦しいピッチングは自分を追い込み、より苦しいピッチングとなる。 3回の裏は、ソト、嶺井に連打を喰らい、無死2.3塁のピンチを招く。 それでも大貫、蝦名を討ち取り、ピンチを無得点に切り抜けられるかと思ったが、楠本に代わった桑原に同点の2塁打を許してしまった。 まぁ、他では打てない打者でもタイガース戦にだけはよく打つ、そういうバッターである桑原だから、もっと慎重に攻めるべきだったが、2アウトをとって、ピンチを切り抜けられると思った心の隙が、桑原の一打を浴びることになる。 5回には、この日西に合っているソトに勝ち越しの一発を喰らう。 3回以降は大貫にヒットすら打てなくなった味方に、西の気持ちも、「これは今日は勝てない。」そういう方向に傾いてしまったのだろう。 6回には、佐野、牧に連打を喰らい、宮崎を敬遠して大和と勝負。 大和もタイガース戦だけ3割バッターの典型だ。 この満塁のチャンスでセンター前へ追加点のタイムリー。 この一打は、西の気持ちを完全に切るのに十分だった。 続くソトの2ベースでさらに2点を追加され、西は降板となった。 まぁ、ベイスターズもタイガースと同様、ヒットが出なけりゃ点が取れないという、大雑把な野球しかできないチーム。 まぁ、石井琢朗が入って、その辺の意識改革はしようとしているんだろうけでど、長年培ってきた野球は一朝一夕には変わらない。 この試合は、ベイスターズが打てたので点が入って、タイガースは、打てなくなって、負けた、そういう分かりやすい試合。 まぁ、そうなったのは西のピッチングのせいでもあるんだけど。 あのまま、西がリードを守り切るような粘りのピッチングができれば、少ないチャンスを物にしたタイガースが、機動力を生かして2点をもぎ取った試合として残ったかも知れない。 本当は週の頭、火曜日の試合は、エース青柳で行きたいところなんだが、今の巡り合わせが西になってしまってる。 これは、オールスターブレイクに入るまでしょうがないんだろうが、オールスター後は、青柳が火曜日の試合に投げることにあんるだろう。 西は金曜日あたりが適正となるんじゃないかな。 まぁ、青柳も毎年夏場に1ヶ月くらい勝てない期間ができるのが気掛かりなんだけどね。 西が期待通りのピッチングができなかったことをいつまで悔いてもしょうがない。 今のベイスターズの負け越していたは、今後の浮上もおぼつかない。 しっかり、切り替えて次試合をしっかり勝てるよう、頑張れ! ぐぁんばれ!タイガース |