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5−1 対広島 アレに向かって、道一筋
 マジック「5」

 この3連戦は、全ての流れがタイガースへ。
 ローテ崩して、この3連戦に床田、森下、九里をぶつけて、最後の勝負を賭けた新井カープの目論見を粉砕した。
 
 まぁ、タイガースを追いかけるために、連日勝ちパターンの中継ぎをつぎ込み、この3連戦の前にヘロヘロになっているのを見ても、この先発3人が完投に近いピッチングをしない限り、中継ぎ勝負ができない状態だったんじゃないかな。
 島内は、登板が多く、疲労からか失点するようになってるし、大道も一時の球の勢いがなくなってきている。
 ターリーはいないし、栗林、矢崎の抑えにも不安がある。
 対して、タイガースは、中継ぎを上手く休ませながら使っているので、現在加治屋が放牧中であるが、石井大智、桐敷の調子がよく、ブルワーも使えるし、抑えの岩崎も登板間隔を開けながら使ってもらって万全でもある。
 初戦に、床田が打たれたことで、この3連戦の流れができてしまったんだろう。

 この試合も、伊藤将が村上、大竹に続く2桁勝利を賭けての登板で、それに負けないような気迫を込めたピッチングを披露した。
 対して、広島の九里は、いつものストレートのキレやスピードがなく、変化球で誤魔化すピッチング。
 多分、ローテを詰めた疲労もあったのかもしれないが、それでも5回までタイガース打線をノーヒットに抑えるのは流石だ。
 會澤のリードもあるんだろうが、変化球を上手くタイミングを外すように、要所で上手く動かして、ジャストミートをさせないピッチングだった。
 ただ、森下にだけは、投げにくそうで、それが6回のタイムリーや8回の申告敬遠に繋がっていったんだろう。

 伊藤将は、8回まで111球で、被安打3、マクブルームの1発での1失点で投げ切っている。
 奪三振も9取ってるが、マクブルームに打たれるまでに6奪三振になっている。
 その分、球数が嵩んでいたこともあるが、こういう時に注意しなくてはいけないのが一発長打だ。
 広島打線も、デビットソン、末包、マクブルームと1発のあるバッターを並べてきている。
 そういう意味では、この5回は、十分注意が必要な回だった。
 その先頭のマクブルームに、初球を放り込まれたが、その後をよく抑えた。

 タイガースは、九里に5回までノーノーで抑えられていたが、6回に中野の内野安打と送球エラーに漬け込んで、森下がタイムリーを放って追いついた。
 その後7回に、相手の2つのエラーから、木浪の申告敬遠を経て、1死満塁のチャンスを貰った。
 ここでピッチャーの伊藤将の打順。
 代打の糸原もスタンバイしていたが、本人の希望もあって、ここは伊藤将がバッターボックスに向かった。
 今年の岡田采配は、こういうところで伊藤将が打ったりして、結果オーライになることが多いのだが、ここは九里が踏ん張って、伊藤将を三塁ゴロの併殺打に切って取った。
 まぁ、伊藤将を打たせるなら、三振してこいで、近本に賭けるてもあったと思ったんだがなぁ。

 その伊藤将は、自らの併殺だで勝ち越してんを挙げられなかったショックも引きずっていたと思うが、8回の広島の攻撃を三者凡退に仕留めて帰ってきた。
 そうした後の8回の攻撃は、近本の四球、中野の送りバント、ここで広島は協議の上、森下を申告敬遠の策を取った。
 まぁ、この日の九里に、唯一合っているのが森下だったとはいえ、森下より大山との勝負を選ぶのは、どうだったんだろうか?
 その大山は、センターフライに打ち取られたが、佐藤輝が四球を選んで、2死満塁で、今度こそ、代打に 糸原を送った。
 九里との好相性でもあった糸原は、センター前に2点タイムリーを放って、勝ち越し、九里をマウンドから下ろした。
 代わった大道から、坂本が四球を選んで再度満塁になると、満塁の鬼・木浪がセンター前へ、2点タイムリーでこの回4点を挙げ、勝負を決めた。

 これで、広島を3タテして8連勝で、マジックは5まで減った。
 セリーグ全球団に勝ち越し、全球団に3たてを見舞っている。
 セ界で圧倒的な強さを見せている。
 いよいよアレが近づいてきた。
 寅吉は、15日と16日のマツダの広島戦を現地観戦の予定だ。
 上手くすれば、胴上げの試合になるかもしれない。
 まぁ、それの前の甲子園で決まっている可能性もあるかもしれんけど。

 それなら、それでもいいんだけど、マツダのズムスタは、12球団の本拠地で、寅吉がまだいったことがない最後の一つだ。
 そこで、アレの瞬間を見られれば、そりゃ、最高なんだがなぁ。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:09 | comments(0) | - |