2024.04.05 Friday
7−6 対東京ヤクルト 待望のサトテルの1発!
開幕以来、スッキリしない戦いが続く。
それは、去年のような戦いができていないことによる。 誰もが、去年のタイガースの戦い方が当たり前と思い、今年も同じような戦いができると思っていた。 それが、開幕してみると、全く同じように行かないというジレンマに陥ってしまった。 その要因は、去年のように打線が繋がらないということ。 その要因は、去年の不動の4番大山の不調。 恐怖の8番として知られた木浪に当たりが出ない。 そして、4年目の覚醒を期待されていた佐藤輝が不発であること。 特に、このオフに、ドライブラインでフォームの検証を行い、キャンプも特守で守備を磨き、オープン戦でも良いバッティングを示していた佐藤輝には、大いなる期待が寄せられていた。 それが、蓋を開けると、思い出したようにヒットは出るが、打率は1割台、ホームランは、不発であった。 このオープン戦の打撃で、何よりタイミングの取り方が早くなってきているのが良かった。 それが、開幕すると、ボールをよく見ようとしすぎているのか、引きつけすぎて、差し込まれる状態が続いていた。 それが、この試合。 延長10回に木澤から、待望の一発を放つ。 打ったフォームを見るに、かなり前で球を捉えている。 この日のバッティングは、アウトになってはいたが、内容的には悪くはなかった。 徐々にタイミングを早く取るようになり、球を前で捉えられるようになってきていた。 8回のセカンドゴロも、当たりは悪くなかったし、1発が出る兆しは見せていた。 この佐藤輝のホームランで、混戦の試合を制することができた。 こういう試合をものにするのと落とすのでは大きな違いが出る。 青柳が、立ち上がりからコントロールのばらつきがあり、不安定な状態。 ノイジーの2ランで先制はしたものの、すぐに連続四球、センター近本のエラーもあり、ノーヒットで同点に追いつかれるという、らしくない試合運びとなっていた。 その後も、天敵サンタナにタイムリーでリードを奪われ、中野のタイムリーで追いつくも、サンタナに2度目のタイムリーを許し、リードを奪われた。 ただ、スワローズも後ろのピッチャーの人材を欠いている状態でこの試合に臨んでいた。 セットアッパーの清水は2試合連続で失点し、この日のベンチを外れているし、田口が使えない現状、抑えも定まっていない。 そういう状況だから、最後まで試合はわからない展開となっている。 8回の表に1点差に迫るも、大山の併殺打で、追いつけ損ない、その裏長岡に一発を打たれて、2点差に戻されても、まだまだ、試合は読めない状況だ。 案の定、抑えに指名された星が乱調でストライクが入らないと、変わった大西も中野に押し出し、森下に同点タイムリーを許した。 その後のチャンスも大山の抜けるかというサードゴロを好捕され、ダブルプレーで、同点止まり。 こうやって、追いつくけどひっくり返せない状況が続くと、得てして負けてしまうこともよくあることなんだが。 そういう心配も、後ろの投手力の差を考えれば杞憂か? ただ、スワローズには、村上という試合を決められる4番がいるのが心配だ。 この日も、青柳は、勝負を避けまくっていたし、桐敷も攻めきれず歩かした。 そうした後に、サンタナにタイムリーを浴びる繰り返しだった。 その村上に打順が回らないであろう、10回で決着をつけてしまうのが、タイガースにとって勝つ道だった。 その10回に飛び出した佐藤輝の一撃は、値千金のもの。 最後は、ゲラが締めて、借金3のピンチを救い、借金1まで戻すことになった。 この1発で佐藤輝が吹っ切れて、オープン戦で見せていた打撃が戻れば、大きい。 木浪もマルチだし、大山もいい当たりがゲッツーになる不運はあったが、マルチヒットを打っている。 この3人に浮上の気配が出れば、タイガースの得点力も上がってくるはず。 対戦が人回るするまでに5割に戻っていれば上等だ。 次は、大竹が、昨年のようなピッチングをしてくれれば、波に乗っていいける。 ぐぁんばれ!タイガース |