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5−3 対横浜DeNA  雨中の逆転劇で7連勝!
 こんなコンディションの中、よく9回まで試合ができたもんだ。
 神宮では、試合開始前に中止発表している。
 横浜と千葉が強行した、雨の中の試合。
 とても9回までは、無理だと思ってた。

 先取点が欲しい中、毎回無死からランナーを出しながら、濱口を攻めきれず、やっと得点を挙げたのが、5回にノイジーが選んだ押し出しの四球の1点。
 5回裏の横浜の攻撃が無得点に終わると、試合が中断された。
 ここで、コールドが宣せられる様な天候だっただけに、この後30数分を経て、試合が再開されたのは驚いた。
 その後の試合を強行していった判断なら、ここでの中断に意味は、あったのだろうか?

 この中断で、コンディションの維持が難しかったのは、ここまで、横浜打線をノーヒットに抑えて来た伊藤将の方だった。
 横浜は、6回から濱口から中川への継投を決断していたし、支障はない。
 伊藤将の投球は、明らかに再開後、狂い始めていた。

 それが、7回に出た。
 先頭の佐野に初めてのヒットを許すと、宮崎に繋がれて、楠本のファーストゴロで、2死2、3塁のピンチを迎えた。
 ここで、山本に対して、勝負に出て、痛い逆転タイムリーを喫した。
 前の試合でも山本に打たれており、何度、いい場面で山本に打たれているか。
 
 こう言う場面、山本は、センターから右にしか、ほとんど打たない。
 前の試合でも、外の甘い球を右に打たれている。
 その後、内角の厳しいコースで打ち取って来たので、ここも、勝負なら、内へ厳しいコースで、四球やむなしで攻めるべきだった。
 それが、甘くなって、センター前へ弾き返された。
 山本の打球コースから、ショートの木浪は、もう少しセカンドベース寄りに守ってよかったかも知れない。
 今後、そう言う対策も必要かと思う。

 その後の石上のライト前のヒットを森下が後逸し、3点目を許した。
 これで、逆に勝負あったか思えた試合だったが、そうはいかなかった。
 9回は、タイガース打線が比較的捉えている、山崎康晃。
 先頭の糸原がヒットで出ると、俄然タイガース打線が活気付いてくる。

 近本、中野の連打で無死満塁のチャンスを作ると、森下が、また日本シリーズの再現の様な一打を放つのかと期待された。
 その森下が、死球で押し出しとなり、1点差。
 大山が、しぶとく同点打を放つと、康晃は、交代。
 代わった徳山から、ノイジーが逆転の押し出しの四球を選んだ。

 ノイジーは、5回にも濱口から押し出しの四球を選んでいる。
 一頃のチャンスで力みかえって、初球に手を出して、凡打というパターンから脱しって来たのは、いい傾向だ。
 
 その後も木浪のタイムリーで1点を追加し、この回4点で、5対3と再逆転した。
 最後は、ゲラが締めて、雨中の激戦を制した。

 伊藤将は、いいピッチングをしながら、中断でペースを狂わせ、勝ち投手になれず、可哀想なことをした。
 他、佐藤輝が4三振の5タコで精彩を欠いたが他は、概ね良い仕事をしている。
 欲を言えば、前半で濱口を完全に捕まえて、伊藤将の勝ちを揺るぎないものにして欲しかった。
 それでも、13日の中日戦から、負けなしの7連勝だ。
 GW は、首位固めの週にしたいものだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:21 | comments(0) | - |