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2025.05.02 Friday
4−0 対 東京ヤクルト 村上様のご利益
東京ヤクルト村の神様は、お隠れになったままだが、阪神村の神様は、大いなるご利益を賜うた。
中日に3タテを喫し、4連敗で甲子園へ戻った。 ここで、連敗を止めないと、ズルズル行ってしまいそうな雰囲気を醸し出しているチーム事情。 序盤から、勝ちパターンのピッチャーの登板数が嵩んで、調整が必要な状況。 加えて、石井大智の体調不良による離脱が重なる。 この試合、村上に与えられたミッションは、かなりレベルが高い。 ただ、勝つのではなく、できるだけ長いイニング、できれば直接岩崎へと繋ぐくらいのピッチングが求められる。 そのミッションに、村上が応える。 9回122球、被安打5で、完投・完封で勝利を導いた。 これで、及川、桐敷、漆原、湯浅、連投していた島本も休ませることができた。 ここで完投してくれたことのご利益は、計り知れない。 9連戦の真ん中、先の中日3連戦は、中継ぎを突っ込みながら、負けてしまうという最悪の結果。 及川が回跨ぎ、病み上がりの湯浅に連投させ強いてきた。 それが報われず、連敗が重なり、ピッチャーだけが浪費、消耗した。 ある意味、絶体絶命のピンチだ。 ここで、阪神村の神様が立ち上がる。 この日のピッチングは、まさしく一昨年のピッチング。 去年のように、弱気で交わそうとするのではなく、思い切って突っ込んで、押さえ込む。 村神様が蘇ったことを証するピッチングを見せてくれた。 これで、連敗が止まり、中継ぎ陣が一息つけた。 村上自身、これでハーラートップの5勝目。 ホームラン、打点の2冠の佐藤輝が決勝のタイムリーを放ち、打点を加えた。 投打に、タイトルトップを走る選手がいながら、あれだけピッチャーに無理させて、まだ2位なのは少々、不安ではある。 他球団の主力に、故障者が続出し、タイガースが一番メンバーが揃っている。 藤川監督とすれば、今のうちに、多少無理させても、ある程度抜け出しておいて、余裕が出た頃に調整していこうと考えていたのかも知れない。 それが、うまく回らず、抜け出せず混戦の渦の中に巻き込まれている。 ここは、下手に無理するより、うまく混戦の中に留まり、中継ぎ陣の調整、再編をしていく方がいいのかも知れない。 勝負は、8、9月にやってくる。 そこまでは、混戦の中に止まっていなくてはいけない。 その意味で、この日の村上の完投・完封のピッチングのご利益は、大きい。 このご利益を生かす意味でも、デュプランティエに続いて欲しい。 来日初勝利をそろそろ飾れるよう十分な援護を頼みたい。 中継ぎ陣が万全で、次の讀賣戦へ向かえるよう、野手人の援護との兼ね合いが大事だ。 ぐぁんばれ!タイガース |
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