![]() |
2025.06.11 Wednesday
2−3x 対 埼玉西武 石井大智の穴
連日の終盤での逆転負け。
9回の表に、佐藤輝の18号が出て、2点差になったところで、この試合、勝てると思ったんだが。 9回の裏に、抑えに指名されたのは、岩崎でなく、湯浅であった。 西武打線が、右バッターが主力なこと、滝澤の後、右が続くことを考えての起用だったんだろうが、昨日もベンチを外れ、オリックス戦での登板も調子が悪く、イニング途中で代わった湯浅だ。 抑えを担ってきた岩崎は、10日以上登板がなかった。 この選択をどう捉えるか。 単なる打順を見ての起用だけの理由か。 岩崎の抑えが、難しくなっているという判断からか。 石井離脱前は、右バッターが続くシチュエーションだったとはいえ、石井大智に抑えを任せていた。 岩崎の序列を下げたのか、間隔を空けた理由が、他にあるのか。 いずれにせよ、マウンドに上がった湯浅の球を見た時、この選択が誤りであることを知った。 登板が続いた疲れは、3日間登板を避けたくらいでは、戻らなかった。 ストレートは走っていなく、復帰直後のように、ボールを叩けていない。 フォークは、見切られ、かろうじて縦スラだけでピッチングをしている状態。 瀧澤こそ、なんとか縦スラで意表をついて、見逃しの三振に取ったが、セデーニョには、ストレートがふけてしまって、ストライクが入らない。 ネビンには、スライダーがすっぽ抜けて死球を与える。 外崎には、あわや三遊間を割られるかという当たりで満塁となる。 この状態で、湯浅は、続投できない。 満塁のピンチで岩崎を投入する事になる。 この厳しい状況で岩崎のモチベーションは、どうだったんだろうか。 間隔が空きすぎているピッチャーは、ボールが上ずりがちになる。 岩崎もコントロールを制御しきれず、源田に同点タイムリーを許し、炭谷にサヨナラの一打を喰らった。 まぁ、この状態では、止められんわなぁ。 しかし、前日は、8回に桐敷が打たれて、この日は、9回で湯浅、岩崎がやられての敗戦だけに堪えるよなぁ。 7回以降、リードしていれば勝率10割だったのが、この2日間は、悉く覆させられた。 しかも、勝ちパターンを悉く打ち砕かれてだから始末が悪い。 湯浅、桐敷、岩崎の球を見ると、今後も難しそうな状態だ。 大きな試練の時がやってきたように思う。 湯浅と桐敷は、共に疲労の蓄積か、球が死んでいる。 特に湯浅は、今季の復帰だけを目指してきたんだろうから、シーズンを投げるスタミナの蓄積ができていないんだろう。 復帰直後のボールを100とすれば、今は50くらいまで落ちている。 本当は、2軍へ落として、再調整させる方がいい。 夏場に向けて、再度スタミナの蓄積をするために、走り込んで、投げる疲労を抜くことが大事だ。 ここで、無理して、故障したら、元も子もないからなぁ。 桐敷も同様なんだけど、ここで2人を欠くのは出来ない相談だろう。 桐敷も去年を100とすれば、80くらいまで戻ってきてたんだが、今は60から70くらいだ。 誤魔化しながら、投げていくしかない。 石井大智を欠いている今、その穴を埋める存在が及川しかいない。 その及川も、無理して使えば、すぐに疲労で劣化するかもしれない。 この先、勝負の夏場に向かうのに、今の状態ではシンドイ。 石井大智の穴は、個人だけに留まらず球児監督のいうタイガースの心臓部であるブルペン全体に影響する。 ここは、経験のある岩貞や島本、ゲラの復調を願うしかない。 岡留もせっかく去年経験を積んだのに、今年に活かさんといかんだろう。 みんなが一丸となって、湯浅、桐敷の負担を代わってやって、石井大智の穴を埋めんと。 まずは、3戦目。 3タテは許されない。 デュープが出来るだけ長いイニングを投げ、及川の3連投を避けて勝たねばならない。 結構きついミッションの試合になる。 やはり、打線が打ってやらんと、今度は、打線がピッチャーを助ける番だ。 打線が、石井大智の穴を埋める、そういうつもりで行かんといかんわ。 ぐぁんばれ!タイガース |
![]() |