![]() |
2025.04.30 Wednesday
4−5x 対 中日 続・あわよくばを期待するな!
6回の継投。
岡留の選択が理解できない。 今まで、岡留をそう言う使い方をして来たならわかる。 ただ、これまで、配線処理かビハインドの時のみで、シーズン当初なんか、登板すらさせなくって、いるんだかいないんだかわからない様な存在にしていたし。 その、岡留をこのキツイ場面で、投入した理由は、なんなのだろう。 6回は、タイガースが逆転した直後の守り。 球数的にも、門別は、この回までか。 明らかに、最後の一踏ん張り、課題になっている6回を投げ切るために、ギアを上げた。 板山、上林を連続三振に切って取る。 左バッターに、何故か捉えられてしまう門別が、左の上林から、初めてストレートで空振りを取った。 門別は、左の方が合わせやすい、見やすいとか、何かあるんじゃないかと思う。 だが、ここから暗転する。 ギアを上げることが、力みに繋がる。 その力みがコントロールを微妙に狂わす。 ボスラーに死球を与えると、中田翔を追い込みながら、歩かせてしまう。 結局、6回を投げ切れず、継投に入ることになる。 ここで、ベンチが選択したのが、冒頭に書いた、岡留だ。 確かに、この日、石井大智が体調不良で抹消されている。 他の中継も登板過多が言われている。 右の細川だが、一番信用がおけるピッチャーは、及川であることは確かだ。 だが、及川も登板が重なり、少々疲れも見える。 ここでの選択肢は、3つじゃなかったか。 中継ぎをあまり使いたくないことから、この試合を門別にやってしまう覚悟で、6回を投げ切れと続投させる。 絶対に勝たねばならない試合として、一番信用できる及川を投入する。 昨日と連投になるが、右の漆原に任せる。 だが、その選択肢以外の岡留を選んだ。 確かに、ここを岡留が凌いでくれれば、中継ぎが一人助かる。 及川、桐敷、岩崎で最後の3イニングを乗り切れる。 それは、あわよくば、と言う甘い考えに頼った選択じゃなかったか。 結局、岡留は、細川に勝負が出来ず、歩かせ満塁に。 代打・高橋周平に、慌てて島本を投入。 高橋周平に同点タイムリーを許すことになる。 その後、7、8回と回を跨いで、及川を投入。 ならば、何故岡留のところで、投入しなかったのか。 結局この試合は、延長に入り、及川に回跨ぎ、病み上がりの湯浅を強い、最後、石井大智の代わりに登録したビーズリーでサヨナラ負けを喫することになる。 このビーズリーの起用も甚だ疑問が残るものである。 先発ローテに入るも、不調で2軍調整中、2軍でも打たれていたビーズリーを、石井大智の代わりに、急遽昇格させ、この場面で使う根拠がどこにあったのだろう。 11回、漆原、12回を岩崎でいけたはず。 あれだけ、連投の縛りはないと、湯浅まで連投させたのに、漆原の連投だけは、避けたのか。 ここでも、あわよくば、ビーズリーが使えれば、と言う根拠のない期待が窺える。 そう言う根拠のない、あわよくばと言う期待は、裏目に出ると、後手に回ることになる。 それは、試合の流れを手放す事に繋がる。 その場、その場でアタフタすれば、それが選手に伝わる。 その結果は、見ての通りだ。 中継ぎの温存を図るなら、徹底してそれをすべきだし、勝ちに行くなら、徹底して勝つ確率が高い方法を選択しなくてはいけない。 周りの声で、少し登板数を調整しなくては、と思い始めた事が、判断を狂わす。 あわよくばと言う考えに縋りついてしまう。 もう、この試合限り、そう言う考えを捨ててもらいたい。 この9連戦の2戦目にして、ピッチャーを浪費しての敗戦は、堪える。 大竹に出来るだけ長いイニングを、出来れば、直接岩崎に繋ぐくらいのピッチング期待しなければならない状況になってしまった。 故障明け、初登板の大竹に、頑張ってもらう為にも、大きな援護が必要になる。 ぐぁんばれ!タイガース |
![]() |