はじめに、森下が無事にスタメンに名を連ねたことに、安心した。
　９回にあわやホームランかという一撃、延長１１回でリードを広げる２点タイムリーを放ったことで、さらに安心した。
　
　試合は、この日も４時間になる、延長戦の戦いになった。
　これで、讀賣との２試合目から、３日連続の４時間ゲームになる。
　ほんと、野球が好きなんやなぁ、と感心させられる。

　そんな野球好きのタイガースは、先発の村上が、頑張っているのに、中日の涌井に音無の構えで0対０の均衡を破ることはしない。
　ベテランの涌井に７回を86球で、ヒット３本に抑えられた。
　涌井のピッチングが良かったんだろうが、ヤクルトの石川といい、なんでこういうベテランに何度もやられるのか。
　その辺の対策を考えてもらいたい。
　涌井には二度目だし、三度目は無いように、しっかり対策すべきだね。

　対する村上は、５回から毎回のピンチを凌いで、７回110球、被安打６で零封して凌いだ。
　本当は、讀賣との直近２試合でピッチャー使っているから、村上に、完投か、抑えに直接繋ぐくらいのピッチングを期待していたんだが、涌井を攻略できず、それも泡と消えた。
　５回の無死１、３塁、６回の１死３塁、７回の１死１、２塁、その後の２死２、３塁のピンチを悉く凌ぎ切った村上と坂本のバッテリーには感心させられたが、ほんと危なかった。

　その後も、回跨ぎをさせられた石井大智が、９回に無死２塁のピンチを凌ぎ、延長１０回には、湯浅が２死１、２塁のサヨナラのピンチを凌いだ。
　これも、涌井を攻略できなかったために、延長戦までの戦いを強いられ、中継ぎピッチャーに連投や回跨ぎをさせなくてはならなくなったためだ。
　これで１１回に決着をつけられなかったら、及川も投入させられていたのかもしれない。
　
　その及川、岩崎を１１、１２回に残すために、石井大智に回跨ぎをさせたということか。
　対する中日は、後攻ゆえ、マルテを８回、９回に松山、１０回に清水と勝ちパターンを使い切る。
　そうして、１１回に藤嶋が登板となったところで、タイガースに捕まった。

　５回から毎回のようにチャンスを潰してきて、勝ちパターンを使い切って仕舞えば、流れはタイガースに来るのが自然の流れか。
　１１回は、先頭の代打・糸原がヒットで出ると、梅野が送るという、いい流れになる。
　ここで、近本が先制タイムリーで均衡を破り、中野が続いて、森下が２点タイムリーで試合を決めた。

　まぁ、勝つには勝ったが、かなり消耗をさせられた。
　石井大智は連投で、回跨ぎ、湯浅は３連投で岩崎が連投だ。
　この３人は、次の試合で投げさせられないだろう。
　これで負けてれば、そのショックは３倍増だったろうが、勝ったことで少しは報われた。
　あとは、大竹に頑張ってもらうしかない。
　いくら野球好きでも、４日連続は、勘弁してほしい。
　
　ぐぁんばれ！タイガース

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