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5−2 対讀賣 近本のチーム
 もう、高梨は、インコースへ放りづらくなっているんだろう。
 近本の肋を折った死球が、近本の恐怖心でなく、当てた高梨のトラウマになってしまったのかも知れない。
 
 この日の試合も、9回に木浪が四球を選ぶと、島本に代えて糸原を出した岡田監督。
 これは、糸原から近本、中野へと続く左の流れから、高梨を誘導した采配ではなかったか。
 案の定、高梨にスイッチするのを見て、代打の代打で原口を起用する。
 右の原口のインコースに投げ込むことが、まずはないと読んで、外の球に張っていた原口が、初球のスライダーをスタンドへと運んだ。
 狙いはインコースであったと思うが、放りきれず、甘くなった真ん中低めに行ってしまったんだと思う。
 この3連戦で、初戦の森下に被弾したのに続いて、高梨の罪の償いの被弾だった。

 その相手の近本は、死球の後の恐怖感もものかわ。
 復帰後、絶好調になっている。
 元々、支給を受ける前は、調子が下降し、打率も駄々さがりの傾向にあったが、死球で休養したのがいい結果をもたらしたのか、ここに来て15試合連続安打中であり、それに乗じてチームも上昇気流に乗ってきた。

 この日も、好投を続けた戸郷を、7回に捉えた、逆転の2ランホームランを放った。
 戸郷も、才木との投げ合いの中、球数が嵩んで、この7回を迎える時には、すでに100球を超えていた。
 その先頭のノイジーが、あわや同点ホームランかと思われた2ベースで出塁すると、梅野のピッチャーへの打球が高く弾む中、サードへ投げ、これがセーフとなった。
 セカンドランナーを島田に代えていたことが大きかった。
 島田は、前日のミスを補う好走塁を見せ、戸郷は、がっくり膝を落とした。

 その戸郷は、このピンチに、ファーストへの牽制。
 これをベースに入っていなかった中田翔が弾き、判断よくスタートを切った島田がホームインで同点になった。
 ここでも、判断よくスタートを切った島田の好走塁が光る。
 前日のミスを償うための必死のプレーが好結果を生んだ。

 自分のミスから同点になったことで、少なからず戸郷は動揺していたんだろう。
 思えば、ノイジーの一打がフェンスオーバーしていて、それで同点になっていれば、これほどダメージは大きくなかったかも知れない。
 ある意味、1発は、その後ランナーもいないし、切り替えやすいとも言える。
 一見不利に見える2ベースだったが、それが逆に戸郷へ余計なプレッシャーを懸けることになったとすれば、逆にラッキーだったのかも知れない。

 その戸郷も、さすがに最多勝ピッチャーだけあって、その後木浪を三振、才木をスリーバント失敗の三振に取り、2アウトまで漕ぎ着けた。
 ただ、さすがにここまでで球数が124球に達しており、限界が近づいてはいたんだと思う。
 そこを狙っていたのが近本だ。
 内をストレートで突っ込んでくる、そこだけを狙っていた。
 追い込まれた、2ボール、2ストライクからの5球目にそれが来た。
 近本のバットが一閃すると、打球はライトスタンドへ。
 逆転の2ランホームラン。

 ここで、しっかり狙い球を絞り、そこが来るまで粘り、来た時に一撃で仕留める。
 まさに近本のバッティングだ。
 こういうバッティングができるバッターは、タイガースでは近本だけかも知れない。
 それ故、近本は、試合の流れを変えられる、試合を決められるバッティングができる。
 そりゃ、そういうバッターが戻って来たんだから、それからのタイガースが上昇するのもわかる。
 そう、タイガースは、近本のチームなんだということを再認識させられた試合だ。

 この日の先発の才木は、十分の休養を与えられたせいか、ストレートの球威、キレが戻っており、シーズン当初の出来に戻っていた。
 3回に1点を失ったが、その後は完璧に近く讀賣打線を抑えていた。
 ただし、逆転した後、8回まで続投したが、坂本に1発を打たれ、その後ピンチを迎えたところで降板となった。
 その後を、加治屋、島本が一人一殺のリレーでピンチを逃れ、才木に久々の勝ちがついた。
 最後に少しヘバリを見せたが、この日の才木のピッチングはよかった。
 
 欲を言えば、8回を投げ切り、加治屋、島本も休ませたかったところだが、この日は岩崎を休ませるためにベンチに入れず、先に帰阪させたこともあり、ケラーが抑え役となっていただけに、直接ケラーへ繋ぎたかった。
 それでも8回途中まで投げたのは、このところ先発が6回で降りていたのに比べれば十分な仕事をしたと言える。
 これで、才木がローテに戻って来たのは大きい。
 来週の広島戦に、広島に強い才木が戻ってきたのが心強い。

 さて、これでロードが8勝1敗と上々の成績となり、一旦大阪へ戻り、京セラドームでヤクルト戦になる。
 よくあることだが、こうして大阪へ戻ると一息ついて、ガタガタと行ってしまうことがある。
 その辺は、重々心得て、手綱を締めているけど、くれぐれも油断しないようお願いしたい。
 広島のピッチャーにも疲れが出ているのか、崩れ気味だし、ここでしっかり差を広げることが、アレに近づく道だから。
 ヤクルトも広島を3タテして、京セラドームへ乗り込んでくる。
 決して侮ることなかれ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:48 | comments(0) | - |

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