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4x−3 対東京ヤクルト 青柳の失ったもの
 5回94球、被安打5、与四死球3、失点3。
 この日の青柳のピッチング。
 失点3の内、1点は、2回、2死満塁からピッチャーのサイスニードへ、押し出しの四球。
 もう1点は、4回に2死3塁から、長岡の時に、ワイルドピッチによる失点。
 5回の1点は、並木のセーフティを佐藤輝が防ぎ切れず、内野安打にした後、武岡に繋がれ、宮本の犠牲フライでの1点。
 どれも防げた得点。
 そういう意味では、不運な失点とも言える。

 ただ、押し出しもワイルドピッチも、青柳自身が起こしたことだ。
 故に、不運だったでは済まされない投球内容でもあったといえ。
 去年までの青柳は、どちらかと言えば、バッターを見下ろしており、どう討ち取ろうかを考えて投げていたように見えた。
 今年の青柳は、どう打ち取るかより、どうしたら打たれないか、そうしたら交わせるか、そればかりを考えて投げているように見える。
 それは、余計な慎重さを産んで、際どいコースを丁寧に突こうとする。
 だが、これまでの青柳の投球から、相手は、際どいところに手を出しても、術中にはまり、ゴロを打たされることがわかってきている。
 それ故、際どいところは、見逃して、ストライクなら仕方がないが、ボールならラッキーという姿勢で臨んで来ている。
 そこに、慎重に、慎重にと、コーナーを狙って投げているから、半分以上がボール球となる。
 そして、カウントが悪くなり、ストライクを取りに行く球を狙われる。
 または、そのままカウントを悪くして、四球で出してしまう。
 そんなピッチングが今年の青柳だ。

 思えば、開幕戦と次のスワローズ戦は、去年のようなピッチングが出来ていたはずだった。
 今季の先発3試合目の横浜戦で、5回に一気に崩れて4失点して、逆転負けした試合からおかしくなってきた。
 次の中日戦は、3回を持たず降板。
 ここで登板間隔を開けて、中日戦に登板。
 ここから、初回に失点してしまう状態に陥る。
 この試合は、初回に3失点。
 次の広島戦、左を並べられた打線に、初回5失点。
 これで、2軍で再調整を命じられた。

 何が青柳を狂わせているのか。
 それは、自信の喪失じゃないか。
 2年連続の最多勝、投手3冠のピッチャーだ、相手は研究をしてくる。
 その為に、更にその上をいかないと、3年連続での好成績は難しい、そう言っていたのは青柳自身。
 逆に、その気持ちが青柳の自信を不安へと変えていったんじゃないだろうか。
 それが、開幕3戦目の横浜戦で攻略されて、現実のものとなった。
 やはり、研究されている、その上を行かんといけない、とより慎重になる。
 その慎重さは、コントロールを微妙に狂わせ、際どいコースを突いた球が、外れる。
 ここから、悪循環が始まった。

 本当は、もっと自信を持って、腕を振って、投げ込めば、際どいところもストライクになるんだが。
 そこがストライクになれば、バッターは手を出さずにいられない。
 結局、ゴロが多くなり、凡打の山が築ける、それが青柳のピッチングだったはず。
 そういう自信を取り戻すこと、それが青柳が復活する道でもあると思うんだが。

 試合は、青柳が失った3点を、坂本のセーフティスクイズで追いついて、延長へ持ち込み、12回に田口を攻略して、サヨナラ勝ちを決めた。
 勝因は、青柳の後2インイングをピッシャリ抑えた桐敷の好投と、11回から12回の2死まで抑えた及川のピッチング。
 リリーフ陣は、10回に岩崎が、1安打されてピンチを招いた以外は、ほぼ完璧に抑え切った。
 まぁ、加治屋、岩崎を使わざるえなかったのが、今後の疲労を考えると問題だが、ナイスピッチングだ。
 本当は、青柳が長いイニングを投げて、桐敷と2人くらいでこの試合を賄いたかったのが本音だろう。
 3戦目は、伊藤将になんとしても長いイニングを投げてもらって、加治屋、岩崎、それに桐敷は、使わないで済ませたい。

 長期ロードは、これで10勝1敗と、神懸かった勝利が続いている。
 前回の広島との直接対戦は、広島が10連勝中で臨んで、タイガースに止められてから、ペースがガクッと落ちてきた。
 次の対戦で、逆にならぬよう、しっかり締まった試合を、地に足つけて続けることだ。
 その先に、アレがある、その視界は、大きく開きつつあるんだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:59 | comments(0) | - |

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