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4x−3 対オリックス 日本シリーズ第4戦 伝家の宝刀・京己を抜く!
 その1球が、間違いなく雰囲気を変えた。
 7回に佐藤輝のエラーから、同点に追いつかれ、オリックスへと流れが傾く中、8回も紅林と廣岡に打たれて、1死1、3塁のピンチだ。
 ここで岡田監督は、代打のT岡田に対して、島本をマウンドに送る。
 T岡田の、代打の代打の安達を島本がサードゴロ本塁タッチアウで取ると、岡田監督が、中川に対して、ピッチャーを島本から、湯浅への交代を告げた。

 その時の甲子園の地鳴りの様な歓声は、想像以上であった。
 6月以来の1軍のマウンドは、日本シリーズの流れを決める重要局面でやって来た。
タイガースファンの期待と不安が入り混じった歓声だったか、いや、不安より湯浅への期待が遥かに上回った歓声だったと感じる。
 ここで、湯浅が抑えれば、間違いなくタイガースへ流れが来る。
 そう思わせるに十分な歓声だった。
 岡田監督もそこを狙っての器用だったのだろう。

 岡田監督が伝家の宝刀宝刀を抜いた。

 湯浅が、中川を1球で打ち取り、勝負は9回の攻防に移った。
 中嶋監督も、湯浅によって変えられた雰囲気に抗うのは、宇田川しかいないと思っていたのだろう。
 宇田川は、回を跨ぐべく、ヘルメットを被って、打席の準備をしていた。
 だが、1死から森友哉がヒットで出ると、宇田川に代打を送らなくてはならなくなった。
 ピッチャーが打席に立つセリーグなら、ここでバントさせればいいが、パリーグのリリーフピッチャーの宇田川は、打席経験が皆無と言っていい。
 ここで、ピンチバンターが必要になった事で、9回の裏、宇田川が投げられなくなった。

 そして、迎えた9回の裏。
 ワゲスパックは、1死から、近本に四球で出塁を許すと、中野の打席でワイルドピッチで得点圏にランナーを進めた。
 更にワイルドピッチを重ね、3塁までランナーが進むと、中野を申告敬遠。
 次の森下も申告敬遠で満塁策を取って、4番大山との勝負に出た。
 もう、完全に流れは、タイガースのサヨナラ勝ちへと向かっている。

 ここでの、中嶋監督の満塁策は、議論を呼ぶところかも知れない。
 1死1、3塁で森下勝負か、1死満塁で大山勝負か。
 中嶋監督は、後者を選んだ。
 現状のバッティングの調子森下>大山と判断し、満塁でホームゲッツー、または封殺で得点が防げる。
 そう言う判断だったのであろう。

 そこでの誤算は、ワゲスパックの制球面と大山の4番の意地だったかも知れない。
 そうして、湯浅登場からの得体の知れない雰囲気。
 それが、ワゲスパックの制球を狂わせ、四球が出せないフルカウントからの大山の一打を生んだ。
 これで大山が吹っ切れて、調子を取り戻せれば言うことがない。
 そう言う危険性を含んだ満塁策だった。

 これでは、また、2勝2敗の五分になった。
 日本シリーズらしい、緊迫した勝負が続いている。
 残り多くても3試合。
 泣いても、笑っても、それで運命が決まる。
 悔いのない様に、力を振り絞って、向かっていくしかない。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:59 | comments(0) | - |

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