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年俸のあり方に思う
 このオフは、優勝したことも手伝ってか年俸でもめることが多く見受けられる。
 確かに、働いた選手にはしっかり報いて欲しいと思うと共に、他人の財布の中身までどうのこうの言いたくはないと思っていたが、少し疑問に思うこともあるので、触れておこうかな、と思う。

 選手の年俸は、上がるときには上限がない。
 だから、自分の成績に自身があればこそ、青天井のアップを目指す。これも至極当然のことだろう。
 一方で、ダウンの場合の上限(下限?)は、25%を越えてならないという規制がある。(1億を越える年俸の場合は、30%だったかな?)
 もとも、選手の同意を得られれば、この限りではないという注釈もつくのだが・・・・。(佐々岡がかなりのダウン幅で同意し更改しましたね。)
 これは、つまり倍増を勝ち取ったとすれば、翌年いくら成績が悪くても、その年は今の50%アップの状態を保証されていることを意味している。例えば球児の場合、8千万で更改したから、来シーズン1試合も登板できずに終わっても、その翌年の6千万は保証されているということだ。(別に球児が貰いすぎと言ってるわけじゃない。念のため。)
 ただ、なんとなくこの辺に矛盾を感じてしまうんだ。

 このダウンの幅に規制をかけることが、なぜか完璧な実力主義のプロ野球選手の給与体系に、年功序列的要素を持込んでるような気がしてならない。
 ある程度、実績を積んでくれば、なかなか給与は下がらない的な要素を・・・。
 これが、1年で突如ブレークして選手に、「実績がない。」という理由でアップを抑えようとする言い訳に使われると思う。
 いっそのこと、上がるも、下がるも制限をなくしたほうがスッキリするんじゃないかと思っているんだが・・・・。
 度々、球児を例えにしてなんだが、今年の球児には、1億でも2億でも上げてしまう。その代わり、来期今年の成績を下回れば、ダウンとする。一昨年程度の成績に落ちれば、一挙に3千万くらいまで下がってしまうというシステムだ。
 つまり、その年の成績のみを評価すると言うことだ。
 10勝なら1億アップ。3割で1億アップとか成績に対しての評価額を決めておけば明確だろう。(もっと細部にわたって細かい取り決めが必要なんだろうが・・・。)

 昨年も、年俸の高騰による球団経営の困難さが叫ばれていたが、そこへのメスは、なかなか入れづらいらしい。
 有力選手のメジャー流出の問題と絡み合い改革へと向かう障害になっている気がする。
 確かに、腕に自身がある選手は、メジャーで何十億という年俸を夢見て海を渡るのだろうが、それが敗れた時は、中村ノリの例を見るまでもなく、国内での価値を半減することになる。これから、メジャーへチャレンジする選手が増えるにつれ、そういった例も増えることになり、自然とメジャー流出に歯止めがかかってくるんじゃないかと思う。

 選手側も昨年のストを経験し、球団経営の危機的状況も理解できていると思う。今の年俸のあり方が適性かどうか真剣に考え直さないと、再び近鉄バファローズの悲劇が訪れることは、想像に難くない。
 選手会側からも、年俸のあり方の見直しをすべきだろう。
 どうもFA制度導入当たりから、無用な年俸高騰のスパイラルに球界全体ではまってしまい、それに逆らう広島みたいなチームは覇権から遠ざかると言う結果を招いてしまってる状況のようだ。
 いずれ、第2の近鉄、広島が現れるだろう。

 阪神の年俸闘争から球界のシステムまで話が飛躍しすぎたかもしれない。
 しかし、今一度「適性年俸とは」について球界全体で真剣に話し合いをしなければならない時期に来ていると思う。
 今回の阪神での年俸での揉め事が多かったのも、この辺の認識が経営者側と選手側のズレが大きいから起こっているというように思えてならない。(元来ズレがあって当然の関係なのだが、球界の現状認識というレベルではズレていて欲しくはないので・・・)

 いずれにしても、ジックリ話し合い、納得して来季に臨んで欲しいものだ。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | - | 12:02 | - | trackbacks(0) |