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4―3 対千葉ロッテ 僅差逃げ切り、何年ぶり?
 1点差を球児が守って、逃げ切る。
 散々、見慣れた光景のはずが、こんなに久々に感じたのは、今年こういう勝ち方がなかったせいだろう。
 いわば、「This is Tigers Style」だったわけだが、貧打や継投ミスで、リードして球児という場面が激減していたからに他ならない。
 その、切り札の球児にしても、球威は戻りつつあるも制球が定まらない状態で、万全とは言い難い。
 でも、そんな中で今日に試合を取れたのは大きい。(と、思いたい。)

 まずは、久保の移籍後初勝利、おめでとう。
 ここまで、好投報われずで来て、よく腐らず持ちこたえた。
 もう、ほとんど「金村の二の舞」と思っていただけに、今日の勝利は大きい。
 逆に、今日も勝てなければ完全に金村2世化していたことだろう。
 その、投球の安定度から2桁勝っても不思議じゃないPなんだから、これをきっかけにこれから頼むぞ。

 そして、新井さんの逆転HR。
 センター、バックスクリーン横に飛び込む、新井らしい一発。
 悩み続けた5番が、今シーズン初めて見せた5番の仕事。
 例え、4打数1安打でも、今日のような場面で試合を決めるのが5番の仕事。

 思えば、カープ時代新井は若き4番として、タイガースの浜中と同時期に4番を任されるようになった。
 当時背番号が同じ「25」だったせいもあり、よく比較された。
 お互いに4番の重責に悩み、シーズン当初から不振が続いたが、そこから抜け出すのは、浜中の方が早かった。
 より生真面目な新井は、ずっと不振に悩み、それでも当時の山本浩二監督は新井を4番い据え続けた。
 結局、この我慢が実り、その重圧を克服した新井がカープの4番に収まった。
 逆に浜中は、その後繰り返す故障に泣き、新井と入れ替わって、オリックスへのトレードとなった。(まぁ、不思議な縁といえば言えそうだが・・)
 そんな、新井だけにタイガースの5番、アニキ金本の後という打順の重圧もいずれ克服してくれるだろうと思っていたが、想像以上に時間がかかってしまった。
 サードへの再コンバートも加わってより、重圧がかかっていたかもしれんが、これをきっかけに浮上して欲しい。

 さて、今シーズン一番タイガースらしい勝ち方で勝ったのだから、これを勢いに変えて、乗って行きたい。
 球児も早々今日のような状態ではないだろうし・・・。次はキッチリやってもらわないと・・・。
 明日は、誰が投げるのか?
 予想では、本家・金村とでていたが、金村なら移籍初星で続きたいもんだね。(2年越しだけど・・・)

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | - | 21:54 | comments(0) | - |