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それを言っちゃ〜、お終いよ!
 星野SDが、イガーをもう出してやればいいって、なんか見放したような発言。
 中の内容で、イガーが今年も優勝旅行に行かないって、なじっていた部分が「今回のV旅行には行くらしいけれど」とその日のうちに書き直されたり、なんか感情的になっている部分も垣間見られたり・・・・・。

 SDの言ってることは、ある部分正しいのだけれど、イガーという投手の戦力としての部分を考えるに、そう簡単に見放してよいのか疑問でもある。(なにより寅吉は、イガーに期待してるし、ファンでもあるし。)

 果たして、イガーはもう戦力足り得ないのだろうか?
 確かに、今年のピッチングは、褒められたものではない。
 だが、イガーはここ数年200イニング以上を投げ続け、ローテを守り、阪神投手陣の柱(敢えてエースとは、呼ばない。)として活躍してきた。
 依然にも、書いたことだが、今年(正確に言えば去年から)の不調は、勤続疲労によるものと考えるのは間違いじゃないだろう。

 近年のエースと呼ばれるピッチャーは、大概2,3年に1回は、故障とか不調で極端に成績を落とす。
 これが、ガス抜きとなり翌年また、持ち直すというパターンが多い。
 それをイガーは4年間200イニング相当を投げ続けてきたんだ。本来、去年がイガーのガス抜きの年となるべきはずが、やはり200イニングを投げ、オフは例の騒動でケアーやらトレーニングが中途半端で終わった。その結果が今年のピッチングであると思っている。

 これも前に書いたことなんだが、イガーのフォームは、そっくり返るから安定しないといって変えたようだが、それは違っていると思うのだが・・・。
 イガーのフォームは、あのそっくり返った状態を、強靭な足腰で支え、それを投球時に思いっきり返すことで、低目へ球威のある球をコントロールしていくものだと思う。そして、同じ状態から、スピードの格差のあるチェンジアップを投げ込めるからこそ、打者は戸惑う。
 しかし、数年の勤続疲労とオフの騒動(これに、寮を出たことによす不摂生など)が加わり、あのそっくり返ったフォームを支える足腰に不安を抱えるようになる。6回80球から100球で極端に球威が落ちるのもこの為と踏んでいる。
 そこで、スタミナの継続と足腰への負担の軽減を考え、そっくり返るフォームをやめることにする。これは、逆に、そっくり返った状態を戻すために、勢いよく戻すという行為を奪うことになる。したがって、投球における抑え(かぶせるって表現したほうがいいかも)が効かなくなり、高めに球が浮く。球威は落ちてるし、同じようにチェンジアップも高めに浮くから効果が上がらない。最悪の循環だ。

 じゃ、来年から復活できるのか?
 こればかりは、イガーがどう考え、行動するかに懸かると言っていいでしょう。
 再び、かっての球威を取り戻すために、効果的に疲労を抜いて、逆に足腰の強化を再びちゃんと始める。なんか、この秋季練習の行動見てると、こうしようとしているように見えているんだけど・・・・・。
 または、もう球威とかはおいといて、下やんを見習い、投球術とコントロールを磨き、早くもベテラン投手のようなピッチングを目指すか・・・・。

 今、イガーの気持ちがどこにあるかは、計れない。
 でも、今年の自分の不甲斐なさから、いかに立ち直るかを真剣に考えているように見えるのは、寅吉だけだろうか?
 今、SDのように、「今の状態ではメジャーには通用しないと思う。しかし、このままではチーム内の精神衛生を乱すだけで、どちらを選ぶ方がチームにとって本当に大切か」ということで、追い出していいのだろうか?
 「それを、言っちゃ〜、お終いよ!」と寅さんのセリフじゃないが、もうイガーが戦力として完全に戻ってこないってことを意味するんですよ。

 イガーが今年の不甲斐なさを恥じ、再びタイガースの戦力足ろうと、トレーニングをしているとしたら、またはそういう気持ちが幾ばくかでもあるとしたら、寅吉はそれに賭けたいとおもうのだが。(今年の優勝旅行参加などにもその気持ちが見える気がするんだけどね。)

 イガーが、イガーたれば日本一への重要な戦力であることは間違いない。
 寅吉は、最後までイガーに期待する。(いろいろな面で・・・・)

 ぐぁんばれ!タイガース
 
 
| 房 寅吉 | - | 20:16 | - | trackbacks(0) |