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2-1 対東京ヤクルト サトテル・右京の連弾で3連勝
 嫌な展開だった。
 ビーズリーが立ち上がり、ワイルドピッチで1点を失った。
 その裏のタイガースは、前回やられている高梨に、ても脚もでない3凡。
 こういう、エアーポケットに入ったような試合で、足元を掬われることはよくあることだ。 
 
 ただ、それを防いだのは、ビーズリーが、初回の1点だけで、2回から立ち直って、6回まで投げ切ったこと。
 6回を97球、被安打2、9奪三振で1失点で投げ切ったから、上等だ。
 初回の球数が多かったから、6回までだったが、それがなければ7回はいけたかな。

 そのビーズリーの高騰に応えたのは、2回裏の、佐藤輝、前川の連発弾だ。
 佐藤輝の同点弾は、2ボール1ストライクからのフォークを捉えたもの。
 低いライナーで、浜風を切り裂くようにライトスタンドへ届いた。
 こういうバッティングが、常にできるようになると、一段上がるんだが。

 続く前川の一発は、3ボール1ストライクのとのやや外目のストレートを完璧に捉えたもの。
 こんだけしっかり捉えれば、浜風に負けることなく、ライトスタンド中断近くへ着弾。
 佐藤輝の一発に少なからず、動揺とショックを受けていた高梨にとって、この前川に連続で打たれて逆転されたのは、かなりのダメージがあったはずだ。

 だが、高梨は、タイガースへの相性の良さか、自信があるのか、この2点で凌いでいく。
 高梨は、7回102球、被安打7で2失点という内容で投げ切った。
 なぁ、タイガースは、この2本のホームラン以外、高梨から得点することができなかったってことなんだな。

 惜しかったのは7回。
 ツーベースの大山が前川のヒットで、ホームに帰ってきたかに思えたが、リクエストの結果、判定が覆り、アウトになったもの。
 このリクエストの判定なんだが、3回の裏、近本の盗塁がアウトになった時のリクエスト、映像で見る限りセーフに見えるのだが、結局、判定を覆すことが明らかな確証的な映像がないということでそのままアウトになったようだ。
 であれば、この場面の大山。
 一度セーフの判定を覆すほどの確証的な映像があったようには、見えなかった。
 なんか、判定がタイガース不利に回っていたように思うんだが。

 それでも、ビーズリーの後、石井大智、桐敷、ゲラと繋いで、なんとか1点差を守って逃げ切った。
 特に桐敷とゲラは、ピンチを作りながら、なんとか凌ぎ切った。
 特にゲラは、2死から山田哲人に与えた四球が痛い。
 確かに、1発があり、こういう場面で手痛い一発をくらってきたゲラにとって、慎重に行く姿勢は見えたが、歩かせてはいけない。
 この四球が、その後満塁までピンチを広げるのだから、一歩間違えれば逆転されかねなかった。

 まぁ、ここまでくれば、内容はともあれ、勝てればいいという状況だから、しょうがないにしろ、こういう場面では、キッチリ言って欲しかった。
 甲子園での7連戦も、1試合中止はあったものの、あとひとつ。
 なんとか、勝って、5勝1敗1中止で抜けていきたい。
 来週の讀賣との直接対戦まで、勝負を持ち込まないといけない。
 それには、そこまでに最低負け数の差を2つまでに詰めておかなくてはいけない。
 だから、もう負けられないんだ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:38 | comments(0) | - |