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近づく、その時・・・・・。
 やっとここまで来ましたねぇ・・・・・。
 思えば、阪神ファンやってきて、競った優勝争いを制することって見てなかったきがするんですよ。

 古くは、73年の読売との最終戦決戦。
 あの頃の阪神は、優勝争いをしても、ここ一番という試合を必ず落とし、ズルズル後退して行ったものだ。
 76年もラインバック、田淵、ブリーデンの強力打線で72勝を挙げている。
 が、結局2位で終わっている。
 そして、92年。
 ヤクルトに終盤も終盤の大詰めでひっくり返された。
 あの時、道は栄光と暗黒に別れ、阪神は暗黒の道を進んでしまった。

 85年は、途中まで広島と競った感もあるが、勢いの前に競った感じはそれほど持たなかった。
 ていうより、「どうせ最後は・・・・・」なんていう疑問を持つフアンを裏切り、あれよあれよで優勝しちまったって感じだった。

 03年はぶっちぎり。
 今頃は、日本シリーズの心配をしていた。

 だから、今年のような感覚は初めてって言っていい。
 しかも、従来の優勝チームのような、派手な連勝とか、逆転勝ちとかは、無縁のように、ただひたすら、コツコツ勝ってきた。
 劇的というのは、「あの試合」ただ1試合に凝縮させて様だった。

 かといって、堅実に強いかというと、妙に無気力に負けることもあり、その実態をつかみかねる。
 実際、中日に7点差をひっくり返された最初の試合のあと、今年の優勝なんて、ぶっとんじまった感じがしたもの・・・、ほんと。

 だた、先発がしっかり廻せて、中継ぎ・抑えが確立できたことは、底力を得る意味では大きかった。
 それと、アニキ・下やん・矢野の37歳トリオのモチベーションが高かった。特に。
 今岡を始め、高いモチベーションを得て、戦えたことが大きい。
 それて、やっぱり岡田監督の功績じゃないだろうか?

 中日が今日勝って、マジックはそのままだけど、もう一歩で優勝のゴールを切れることは間違いない。
 甲子園でも神宮でもかまわない。
 今年の、今まで見たことの無い、不思議なタイガースが優勝する。
 「あの試合」で、このチームを優勝させたいと思った願いが、実現する。

 もう少しだ。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | - | 22:04 | - | trackbacks(0) |