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7−4 対東京ヤクルト 藤浪は、復活するのでなく、進化を目指せ!
 藤浪に692日ぶりの白星がついた。
 692という数字にあまり意味はない。
 今季の登板でも、そのほとんどは勝ちに繋がっても良いものだった。
 ただ、藤浪自信が勝っていないことに対する意識が過剰であり、周りもそうであった。

 こんなことで喜んでいてもらっては困る。
 世が世なら、藤浪は侍のエースとして投げなくてはいけない存在なのだ。
 タイガースの優勝も日本一も、藤浪がエースとして君臨してこそ、為せる技だと信じている。
 
 この日も、4点の先行をもらった後、エスコバーの内野安打。
 上本も追いついたが、1塁送球が心許なかった。あそこでアウトにできてこそのセカンドの見せ場。
 どうもこういう際のプレーにタイガースは弱い。
 続く山崎が送りバント。
 藤浪の送球への不安を知る梅野は、極力自分が処理をしようと前へ出る。
 その梅野にお誂え向きのバントが、梅野を逆に焦らせた。
 2塁への送球が高く、ランナーを生かして無死1、2塁のピンチ。
 続く田代も送りバント。
 これは、藤浪への打球で、藤浪が慎重にサイドスローで1塁へ送球。
 ボーアが伸びて獲って、なんとかアウトを一つ。
 ここでも、藤浪はサードへの送球は鼻から諦め、ファーストへのアウトを狙った。
 このバント処理での送球の不安が拭えないと、同じようなピンチをこれからも招くことになる。

 タイガースの守りも綻びが多い。
 上本、梅野の送球。
 どちらかでもアウトにしていれば、ピンチは広がらないし、招かずに済んだ。
 挙句、次の西田を三振に獲った球を梅野がパスボールで振り逃げを許し、1点を返される。
 次のピッチャーの吉田は、やはりバント攻撃。
 藤浪のバント処理の危なさを知っている相手は、こういう攻め方をこれからもしてくるだろう。
 藤浪は、ファーストへの送球の不安から、間に合わないタッチプレーになるホームへトスを送り、全てをセーフにしてしまう。
 これで2点差。
 坂口にはストレートの四球で満塁。
 完全に藤浪が大きく崩れるパターンにハマっていた。
 
 ここで宮本が、ピッチャーへのバント攻撃で追加点を狙ってきたら、どう転んだかわからなかった。
 1死満塁ということで、外野フライと考えた宮本が初球を打ち上げてくれたので助かった。
 ここでバントされれば、藤浪の送球がそれて、フォースプレーでもセーフになる可能性もあり、まして慎重な送球をする藤浪にダブルプレーを取れるだけの送球を投げることは、まずできない。
 自分が宮本なら、藤浪に取らせるセーフティ気味のバントを仕掛けるのだが。
 これで、次の青木も外野フライ(危なかったが、珍しく糸井がチャージしてキャッチ)で、このピンチを2点で凌いだ。
 ここが、この日の勝ち星の分かれ目であったろう。

 ただ、言えることは、この日のスワローズの攻め方の甘さで助かった勝ち星でもあると言われる。
 これで藤浪が復活したなどと浮かれていてはいけない。
 これからの対戦で、無死からでも足の速いバッターは、藤浪にセーフティバントで攻めてくることも予想される。
 ランナーが出たら、すかさずベント攻撃だろう。
 それを処理して、確実にアウトにしていけば、これほど楽なことはない。
 それに気づいて、バントしてくれれば「ごっつぁん!」というくらいに思えるようにならないといけない。
 そういう心理状態に持っていけるよう練習を重ね、不安を払拭してこそ、藤浪は復活し、更なる進化を遂げるのだろう。
 今は、まだその過程にすぎない。

 3回にエスコバーを併殺にとった際の2塁送球なんかは、あまり余計なことを考えず、自然にできた送球に見えた。
 ああいうふうに、余計な邪念を抱かず、普通に処理できるように、毎日練習すればいい。
 なんと言っても、数をこなさにゃ、自信はつかないからな。
 後は、タイガースのバックがしっかり守ることだ。
 これも投手力のチームという割に守りの破綻が多すぎる。 
 これも日頃の練習から、実戦を想定していかにできるか、考えながらやらなくてはいけない。
 ダメだったときは、立ち止まって何がダメなのか、どうすればいいのかを確認し、反復練習に移らないと、通り一遍の練習では、練習のための練習に過ぎない、効果は見込めない。

 藤浪もタイガースも、この勝ち星に浮かれることなく、進化を目指さなくてはいけない。
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:39 | comments(0) | - |

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